意味深なタイトルの見出しですが、特に深い意味はありません(笑)。
何度か私のblogで言っていることですが、私は、難病(国の特定疾患)で障害者手帳を交付されています。
いわゆる障害者(私は自分の病気は外に害があるのではなく、自分への害と感じていますので、以後、障害者の表記は障害者のママ表記します。企業の表記は企業の表記に従います)ですが、昨今の科学の進歩には眼を見張るものが有り…… 福祉分野や人間のそのものの能力を高めるテクノロジーがいくつもたくさん開発されています。
記憶の新しいところでは、NHKスペシャルの「ネクストワールド 私たちの未来(全5回)」がとても面白く、簡単に言えば科学の力であと30年後の未来は、以下の様なものが実現すると言われています。
- 若返りの薬
- 体内病院
- 着るロボット
- デジタルクローン
- 光をまとう服
- 犯罪予測システム
- シナプス・チップ
- 未来予測とプライバシー
- 宇宙ベンチャー
- 火星移住計画
- ハイパービルディング
- 人工臓器
- テレイグジスタンス
- 電子皮膚
- ネクスト東京
再放送の見込みは期待出来ない様ですが、書籍出てているので興味のある人は読んでみても良いでしょう。とてもおすすめできる内容です。
・身体の機械化には抵抗がある?
これも興味深い考察が、アニメで描写されていました。
すべての精神状態や犯罪を起こす確率などが数値化された世界を描くアニメ「PSYCHO-PASS」。
その第9話「楽園の果実」の中で登場する泉宮寺豊久は、脳と神経以外を全身サイボーグ化した人物。肉体を機械化することに抵抗はないのかとインタビュアー尋ねられると、次のように答える(以下アニメより引用)。
「(インタビュアーに向かって)
神は自分に似せて、人を造ったという。そろそろ、もう少し人が神に似ても良いのでは? (省略) 結局は"程度"の問題なんですよ。
泉宮寺:たとえばあなた、あなたも立派なサイボーグですよ。
インタビュアー:しかし、私は義手も義足も人工臓器も使っていません。
泉宮寺:なんらかの携帯情報端末をもっていますよね?
インタビュアー:それは、まぁ…… 誰でも持っているのでは?
泉宮寺:コスデバイスも?
インタビュアー:もちろん。
泉宮寺:そして家にはホームオートメーションとAIセクレタリー。
インタビュアー:ええ。
泉宮寺:それらのデータが災害や事故によって一気に失われたら、あなたはどうなりますか?
インタビュアー:それは…… 復旧するまでなんの仕事もできません……。
泉宮寺:自分の生活をそこまで電子的な装置に依託しているのに、"サイボーグ"ではないと言っても説得力はありませんよ。あなたにとって携帯端末は既に第二の脳だ。違いますか? 科学の歴史は人間の身体機能の拡張、つまり人間機械化の歴史と言い換えても差し支えない。だから"程度"の問題なんです(引用ここまで)。
インターネット、スマートフォン、スマートウォッチ、クラウド、健康管理や運動管理アプリ等など、これらが無ければ仕事や生活ができない人達は数多くいると思います。
泉宮寺氏によれば、そうした人たちは既に「サイボーグ」と言う事になります(かくいう私もそうなので、ぐぅの音も出ない人←)。
・終わりに
人間とは何か。人間が人間たらしめるものは何か?
死を迎えるにあたって、一つ考えそうなことは「クローンを作る」というのが昔のSFでは良く有りました。しかしこれは、科学的な考察を交えると全く不適切な方法と言わざるをえないのです。
クローン人間は、同一人物ができるわけではなく遺伝子ですべてが決まるわけではありません(細かい解説は省略)。
命(人間とは何か。人間が人間たらしめるものは何か? )とは遺伝子ではなく、生命が生きてきた「記憶と己の意思」だと思うのです。
私は私の記憶と意思が有る限り、たとえガラス瓶の培養液の中に浮かぶ脳髄が私の全てだとしても、きっと巨大な電算機の記憶回路が私の全てだったとしても、私は人間だと思いますよ。人間の魂の心の、意思の生き物だ。
だからこそ、最初のほうで触れた「デジタルクローン」の方がまだ実用性が有ります。
脳に記録された情報をすべて外部にコピーすることが出来て、生身の脳より優れた媒体にコピー転送することができるのなら……。
それはもう、死を超越したデジタルクローン人間ですね。オリジナルが死んでも、デジタルコピーならオリジナルと全く差がないわけですから。オリジナルの死は「死」で無くなるという訳です(笑)。
不死の時代の到来ですね。
そんな社会の到来を、まじめに私は望んでいます。
何か解らないことや、質問があるときはお気軽にコメントやMailフォーラムにてお寄せくださいね。
最後まで読んでくださってありがとうございました!
Great work enjoyed the topics keep it up !
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