2015年9月14日月曜日

タクシーで障害者手帳を提示した上での、障害者割引料金でトラブルに遭うなど。

・はじめに

 私は、難病(国の特定疾患)で障害者手帳を交付されています。
いわゆる障害者(私は自分の病気は外に害があるのではなく、自分への害と感じていますので、以後、障害者の表記は障害者のママ表記します(企業の表記は企業の表記に従います)。

・事の始まり

 さて、私は上記の通り移動も困難で、どうしてもタクシーを使う事が多いのですが、タクシーの運転手さんは暗黙の了解で様々な人が多く、色々とトラブルに遭うことが運転手も乗客も多いと思います。

 私がこれまで、タクシーの料金精算でトラブルには三回、遭いました。順を追って説明しましょう。

・1度目、某交通会社のタクシーに乗り、自宅へ帰宅。清算時、障害者手帳を掲示の上でカード払いにて精算を依頼すると「それで、カードですか! (障害者手帳をちゃんと提示した上での発言)」などと暴言を吐かれる。これ、一応タクシーの運転手を弁護しておくとカード払いの場合、タクシー業界の悪習でクレジットカード決済の手数料は運転手負担のことが殆どなんですよね。でも、それは乗客には関係のないことだし、クレジットカード決済が嫌ならタクシーにシールでカード決済OKと貼らなければいいこと。

 わたくし、あんまりに頭にきたので、某交通会社に苦情の電話を入れると電話受付も、対応が全然なってない。折り返し責任者から連絡をもらえるはずなのに、24時間経っても連絡が来ない。

 その間に、わたくし。国土交通省、関東運輸局、タクシー協会、消費者生活相談センターに、「障害者手帳を提示した上での、クレジットカード決済は法的 or 倫理的 に問題があるのか? 」と質問したところ各省庁とも「全く違法性も倫理的にも、問題ない。問題があるのは、明らかにタクシー会社です」と4つの機関から同様の回答をいただけました。

 そうこうして、某交通会社の運行統括責任者様が自宅に菓子折りを持って、謝罪に来ていただきました……。





 ですが、トラブルは二度続いたのでした……。

・2度目、某交通会社のタクシー(1度目と同じ会社で少し嫌な予感はしていた)に乗り、自宅へ帰宅。例によって、障害者手帳を提示した上での、クレジットカード決済を希望すると、操作に手間取っておられて(まぁ、これはしょうがないとしても)明らかに運転手が横暴な態度に出られる。前回の、謝罪が全く活かされていない……。

 そういうわけで、名刺を頂戴していた統括責任者さんにお電話。
速攻に、菓子折りを持って(二度目)謝罪に来てくださいました。二度目と言う事で、謝罪文も深刻になっており、関係者が減給処分になった模様。まぁ、それするんなら、私としては、タクシー料金返して欲しいんですが(笑)。







 とまぁ、一件落着。三度目が起きたらどうしましょうか? って話ですが、又、某交通会社のタクシーに乗った時は、だいぶ改善されていたので安心しています。

・3度目。1度目、2度目とは別の交通会社ですが、自宅に帰って例によって、障害者手帳を提示した上での、クレジットカード決済を希望すると、「障害者割引でクレジットカード決済は、聞いた事がないので勘弁して欲しい。」と嫌味を言われる。

 嫌味を言いたいのはこっちだよ。聞いた事がないなら、今聞いただろ…… という話です。

 まぁ、最終的に障害者割引でクレジットカード決済をしてもらったから、運行所には苦情の電話はいれませんでしたが、あまり気持ちのいいものではありませんでした。

・終わりに

 私は別に、クレーマーとして活動しているわけではありません。下記のルドルフ・フォン・イェーリング(Rudolf von Jhering、Iheringとも、1818年8月22日 - 1892年9月17日は、ドイツの法学者。)の言葉を引用し、終わりとしたい。つまり、

自己の権利が蹂躪されるならば、その権利の目的物が侵されるだけではなく己れの人格までも脅かされるのである。権利のために闘うことは自身のみならず国家・社会に対する義務であり、ひいては法の生成・発展に貢献するのだ。

 皆さんも、自己の権利のために泣き寝入りはせずに、闘争をすることをオススメ致します。

 何か解らないことや、質問があるときはお気軽にコメントやMailフォーラムにてお寄せくださいね。

 最後まで読んでくださってありがとうございました!

2 件のコメント:

  1. 大変でしたね…
    当方も同様の経験がある故良く解ります
    最近では嫌気が差し(殊地方では厭な顔をされる事が多いのです)、手帳の利用を控える様なってしまいました…
    偏見は尽きないものです

    返信削除
    返信
    1. コメントありがとうございます。人それぞれだとは思いますが、サイトの引用にあるように、

      自己の権利が蹂躪されるならば、その権利の目的物が侵されるだけではなく己れの人格までも脅かされるのである。権利のために闘うことは自身のみならず国家・社会に対する義務であり、ひいては法の生成・発展に貢献するのだ。

      と自己の権利が蹂躙されることがあるならば、社会全体の不幸なのです。
      一人一人、事情があるかとは思いますが、時には戦わねばなりません。

      また、身体障害者手帳はカバーが特に定められておらず、下記URLの様な革の手帳カバーを注文してみてはいかがでしょうか?

      http://www.tetyou-cover.com

      値段も、リーズナブルで対応もとてもよいところです。オススメですよ。

      削除